マニュアル
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企業ネットワーク環境でのご利用

Pybesはプロキシ / SSLインスペクション / URLフィルタを伴う社内ネットワーク環境での利用を想定しています。アップデート確認や外部通信に失敗する場合、このページをIT管理部門に共有してご相談ください。

Pybes本体が通信するドメイン(許可リスト登録先)

Pybes本体が自動的に通信する外部ホストは以下のみです。Pythonスクリプト内での通信は利用者の記述に依存するため、本表には含みません。

用途ホストポートプロトコル
アップデート配信(latest.json取得)pybes-update.reiridge.com443HTTPS
フォールバック配信 / 公式サイトpybes.reiridge.com443HTTPS
インストーラ / アップデート本体配信latest.json内で指定される配信URL(Cloudflare R2カスタムドメインまたは*.r2.dev443HTTPS

よくある失敗原因と対処

TLS証明書検証に失敗する(最頻)

症状: Pybesがアップデート確認時に「セキュリティ証明書の検証に失敗しました」と表示する。ブラウザでは「信頼されていない」警告が出るが、確認ボタンを押せば開ける。

原因: 貴社ネットワークでSSLインスペクション(例: Zscaler、Netskope、Palo Alto、GlobalProtect、Blue Coat、Forcepoint、Symantec ProxySG)が有効で、通信が中間プロキシで復号・再暗号化されています。Pybesはブラウザと違って「警告を無視して進む」操作ができないため、検証失敗が即エラーとなります。

対処: 次のいずれかを実施してください。

  1. 推奨: 貴社ルートCA証明書を端末の「信頼されたルート証明機関」証明書ストアに配布する(Active Directory GPOによる自動配布が標準)。配布済みかはcertmgr.mscの「信頼されたルート証明機関 → 証明書」で確認できます。
  2. Pybesが通信するドメイン(上記「通信先ドメイン」)をSSLインスペクションの除外対象に指定する。
  3. 上記が難しい場合は手動ダウンロードで対応できます。

プロキシで403 / 407 / URLカテゴリブロック

症状: 「アップデートサーバーへのアクセスがブロックされています」と表示される。

原因: プロキシ(例: Zscaler、Forcepoint)が未分類ドメインを既定でブロックしているか、カテゴリフィルタに該当しています。

対処: 上記「通信先ドメイン」をプロキシの許可リストに登録してください。

プロキシ認証が通らない

症状: プロキシで認証エラーになる。

対応状況: PybesはWindows統合認証(NTLM / Negotiate / Kerberos)に対応しています。WinHttpGetProxyForUrlと自動ログオン(fAutoLogonIfChallenged)による実装です。

非対応: Basic認証のみのプロキシには現在非対応です。この場合は手動ダウンロードをご利用ください。

PACファイルは通るがアプリが弾かれる

PAC(自動プロキシ構成)はPybesも対応済みですが、PACを通過した先のプロキシ本体でSSLインスペクションが動作していればTLS証明書検証の問題が発生します。多くの「PACは通るが弾かれる」事例はこれに該当します。

Pybes側のセキュリティ実装

貴社のセキュリティ審査にお答えする形で、Pybesの通信実装を開示します。

項目実装
TLSバックエンドnative-tls(Windows Schannel経由でOS証明書ストアを参照)
独自CAバンドル同梱なし(OSの信頼ストアのみを参照)
証明書検証スキップオプションなし(danger_accept_invalid_certs未使用)
アップデート署名検証minisign(Ed25519)による署名検証必須。公開鍵はアプリにバンドル
プロキシ解決WinHttpGetProxyForUrl(PAC / WPAD / 静的プロキシ全対応)
プロキシ認証Windows統合認証(NTLM / Negotiate / Kerberos)自動ログオン
配布ファイル実行前検証minisign署名検証に加え、Windows SmartScreen / Defenderの検査対象
ポイント: 配布されるバイナリは改ざん検知可能な状態で配布されており、証明書検証に加えて二重の完全性保証があります。

手動ダウンロードによる回避

上記の対処が困難な場合、以下の手順で配布物を取得できます。

  1. Webブラウザでhttps://pybes.reiridge.com/downloadにアクセス
  2. 最新版インストーラをダウンロード
  3. 手動で実行してインストール / アップデート

ブラウザは証明書警告を利用者が確認して通過できるため、アプリの自動アップデートが失敗してもこの方法で配布物を取得できます。

連絡先

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